東日本大震災からの復興につながるとも期待されている岩手県と北海道を結ぶフェリーの定期航路が就航し、22日、第1便が宮古港から室蘭港に向けて出港しました。
この定期航路は、震災からの復興に向けて、岩手県と宮古市が実現を目指してきたもので、東京の海運会社のフェリーが宮古港と北海道の室蘭港を、毎日結びます。
第1便の出港を前に22日、式典が開かれ、宮古市の山本正徳市長が「夢だと思っていた定期航路が実現してうれしい。岩手県全体に多くの恩恵をもたらしてほしい」と述べました。
この後、フェリーの搭乗口が開かれ、300人余りの乗客が次々と乗り込みました。
そして、午前8時すぎにフェリーが動きだすと、岸壁に集まった人たちが手を振ったり呼びかけたりして、船旅の安全を願っていました。
-- NHK NEWS WEB