貨物専門の航空会社、日本貨物航空が、事実と異なる整備作業の記録が見つかったとして、すべての機体の運航を停止している問題で、当初1週間程度としていた運航停止の期間が、機体の点検に時間がかかるとして、少なくとも数週間に長期化することがわかりました。
成田空港に本社がある貨物専門の航空会社、日本貨物航空は、国土交通省の立ち入り検査の過程で事実と異なる整備作業の記録が見つかり、今月16日以降、11機すべての運航を停止しています。
会社側は当初、「機体の点検には1週間程度かかる」としていましたが、詳細な点検に想定以上の時間がかかっているとして、1機目の運航再開までに少なくとも数週間かかることがわかりました。
すべての機体の点検を終えて運航を再開するまでには、さらに時間がかかるということで、運航停止は長期化する見通しです。
日本貨物航空は、週に60便程度を運航し、温度管理が必要な食品や精密機器などを運んでいますが「運航停止の長期化による影響や損失などについては、現時点で把握しきれていない」としています。
-- NHK NEWS WEB