福岡市でＩＴ関係のセミナーの講師がナイフで刺されて殺害された事件で、殺人などの疑いで逮捕された男が、狩猟などに使われる特殊なナイフを犯行に使っていたことが警察への取材でわかりました。講師と男と見られる人物はインターネット上でトラブルになっていて、警察は恨みを募らせた男が講師が福岡に来るのに合わせて凶器を用意し計画的に犯行に及んだと見て捜査しています。
24日、福岡市中央区でＩＴ関係のセミナーの講師を務めた東京・江東区の会社員、岡本顕一郎さん（41）が、セミナーのあと、ナイフで背中などを刺されて死亡し、警察は交番に出頭した福岡市東区の無職、松本英光容疑者（42）を殺人などの疑いで逮捕しました。調べに対し容疑を認め「ネット上で恨んでいた」などと供述しているということです。
警察によりますと、２人の間に直接の面識はなかったものの、松本容疑者と見られる人物が、インターネット上で岡本さんへのひぼう中傷を繰り返すなど、トラブルになっていたということです。
また、松本容疑者は、狩猟などに使われる刃渡り16センチほどの特殊なナイフを犯行に使っていたことが警察への取材でわかりました。
警察は、恨みを募らせた松本容疑者が岡本さんが福岡に来るのに合わせて凶器を用意し、計画的に犯行に及んだと見て捜査しています。
-- NHK NEWS WEB
