5日の東京外国為替市場はアメリカのトランプ次期大統領の経済政策に対する慎重な見方が出ていることを取り引き材料に、ドルを売って円を買う動きが強まり、円相場は4日に比べて2円以上値上がりしました。
午後5時時点の円相場は4日と比べて2円4銭、円高ドル安の1ドル=115円94銭~96銭でした。
一方、ユーロに対しては、4日と比べて48銭、円高ユーロ安の1ユーロ=122円41銭~45銭でした。ユーロはドルに対しては1ユーロ=1.0558~60ドルでした。
市場関係者は「自動車メーカーのメキシコ進出を強く批判するなどトランプ次期大統領が通商政策に関して保護主義的な姿勢を強めるのではないかという見方からドルを売って円を買う動きが出た。ちょうど、当面の利益を確保しようと値上がりしていたドルを売る投資家も多く円高ドル安の動きが加速した」と話しています。
-- NHK NEWS WEB