高円宮家の三女の絢子さまが、東京の大手海運会社に勤務する守谷慧さんと婚約されることになりました。宮内庁は来月2日に婚約の内定を正式に発表し、絢子さまが守谷さんと記者会見に臨まれます。
絢子さまは、故・高円宮さまと高円宮妃の久子さまの三女で、27歳。おととし、城西国際大学の大学院の修士課程を修了し、皇族としての公務にあたる一方で、去年6月から城西国際大学の研究員を務められています。
宮内庁によりますと、お相手の守谷慧さん(32)は、東京・港区に住み、平成21年に慶應義塾大学を卒業後、大手海運会社「日本郵船」に勤務しています。マラソンやトライアスロン、読書などが趣味だということです。
絢子さまが守谷さんに初めて会われたのは去年12月で、守谷さんはことし4月、高円宮邸で開かれたパーティーに親子で招かれるなどしていました。絢子さまの婚約の意思は天皇皇后両陛下にもすでに伝えられていて、宮内庁は来月2日午前、婚約の内定を正式に発表し、この日の午後、絢子さまが守谷さんと記者会見に臨まれることになりました。
結婚式は、ことしの10月29日月曜日の大安の日に明治神宮で行われます。
高円宮家では、平成26年に次女の典子さんが、島根県の出雲大社の神職、千家国麿さんと結婚して皇室を離れています。
皇室では去年の秋篠宮家の長女の眞子さまに続く婚約内定で、結婚による女性皇族の減少が進むことになります。女性皇族が結婚すると皇室を離れる今の制度をめぐって、再び議論が起きる可能性もあります。
-- NHK NEWS WEB