27日午前、浜松市北区の花火工場で爆発を伴った火事があり、従業員と見られる男性1人が死亡し、50代の男性が大けがをしました。
27日午前9時ごろ、浜松市北区細江町の花火メーカー「田畑煙火」で「爆発音がして煙が上がっている」と付近の住民などから複数の通報がありました。
警察によりますと、火は1時間半余りたった午前10時40分すぎに消し止められましたが、工場1棟が全焼するなどして、焼け跡から従業員と見られる男性1人が遺体で見つかりました。
また50代の男性1人が大けがをして病院に搬送されたということです。
爆発が起きた当時、工場内にはほかに従業員14人がいましたが、全員避難して無事だということです。
警察の呼びかけを受けて、付近の住民10人ほどが一時近くの公民館に避難したということです。
警察は死亡した男性の身元の確認を急ぐとともに火事の原因を調べています。
現場の近くに住む男性は「ドンという大きな音がして、体に衝撃を感じました。近くでこんなに大きな事故が起きたのは初めてです」と話していました。
大学生の男性は「大きな音が聞こえ、窓ガラスが割れるくらいの振動がありました。煙もすごく、薬品のようなにおいもしました」と話していました。
-- NHK NEWS WEB