システムのトラブルで、２日間にわたってインターネット上での株式の売買などができなくなっている「みずほ証券」は、27日夜記者会見し、トラブルを陳謝するとともに、28日朝取り引き再開を目指す方針を示しました。
「みずほ証券」は、システムのトラブルによって、26日の朝から２日間にわたって、インターネット上で株式や債券などの売買を行う「みずほ証券ネット倶楽部」の運用を停止しています。
この問題で、会社は27日夜記者会見し、金森裕三常務が「お客様にご迷惑をおかけしていることを、改めておわび申し上げます」と陳謝しました。
これまでの調査で、設定のミスによってシステム内部で通信障害が起きたことが原因だとわかったということで、会社は、復旧作業を急いで、28日朝の取り引き再開を目指すとしました。
またＡＴＭ＝現金自動預け払い機で、現金を引き出すためのカードが使えなくなっているトラブルや外貨の取り引きを行う「みずほＦＸ」の一部のサービスが利用できなくなっているトラブルについても、28日朝の復旧を目指すということです。
さらに今回のトラブルによって、およそ1200件の注文が成立しなかったということで、会社は今後本来成立していたはずの価格で、取り引きを完了させる手続きを取るとしています。
-- NHK NEWS WEB
