アメリカのラスベガスで世界最大規模の家電ショーが開かれるのを前に、メーカー各社が発表会を開き、あらゆるモノをインターネットで結ぶIoTと呼ばれる技術や人工知能を活用した最先端の製品を披露しました。
ラスベガスでは、3800社以上が出展する世界最大規模の家電ショー「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー」が5日から始まります。
それに先立って、参加する大手メーカー各社は4日、現地で最先端の製品の発表会を行い、このうち、韓国のLG電子は人工知能を搭載する小型のロボットに話しかけて、インターネットで結んだ掃除機などのさまざまな家電を操作する技術を披露しました。また、サムスン電子が発表した冷蔵庫は人の音声を認識し、レシピを画面に表示したり、必要な食材をインターネットで注文したりできます。
一方、日本企業のうちトヨタ自動車は人工知能によって運転手の感情を把握し、注意力がないときには自動運転で手助けするコンセプトカーを発表しました。
かつて、家電ショーは最先端の技術を詰め込んだテレビの発表が主役でしたが、インターネットであらゆるモノがつながるようになった今では、自動車やドローン、バーチャルリアリティーの技術に話題の中心が移ってきています。
-- NHK NEWS WEB