働き方改革関連法は、29日の参議院本会議で採決が行われ、可決、成立しました。その主なポイントをまとめました。
働き方改革関連法は、改正された労働基準法や労働契約法など合わせて8本の法律で構成されています。
長時間労働を是正するため「時間外労働の上限規制」が盛り込まれた一方、労働規制を緩和する新たな仕組みとして、高収入の一部専門職を対象に労働時間の規制から外す高度プロフェッショナル制度も導入されます。
また、正社員と非正規労働者の待遇の差をなくすため、同じ内容の仕事に対しては同じ水準の賃金を支払う「同一労働同一賃金」の実現や、労働者の健康を確保するため客観的な記録などによる労働時間の把握をすべての企業に義務づけることなども盛り込まれています。
-- NHK NEWS WEB