5日午後、山梨県の南アルプスの北岳で人が倒れているのが上空から確認されましたが、強風のため救助できませんでした。警察は、先月から連絡が取れなくなっている静岡県の男性の可能性もあるとみて、6日朝から救助活動を再開することにしています。
5日午前10時ごろ、静岡県に住む女性から「先月28日の夜から息子と連絡が取れなくなっている」と、警察に連絡がありました。連絡が取れなくなっているのは静岡県藤枝市の30歳の会社員の男性で、警察によりますと、インターネットを使った登山届けのシステムに、この男性の名前で先月29日早朝に北岳に出発し、30日午後に下山するという予定が出されていたということです。
警察が捜索したところ、北岳の登山口の駐車場で男性の車が見つかり、ヘリコプターによる上空からの捜索で、午後3時前、北岳の標高およそ2500メートルの斜面で人が倒れているのが確認されましたが、強風のため救助できなかったということです。
男性は、友人に北岳に1人で登ると話していたということで、警察は、倒れていたのは男性の可能性があるとみて、6日朝から救助活動を再開することにしています。
-- NHK NEWS WEB