会社社長の弟を練炭自殺を装って殺害したとして、大阪・堺市の44歳の姉が逮捕された事件で、事件の2か月前に極度の低血糖の状態で意識を失い、入院していた父親が28日、死亡しました。警察で死亡した経緯を慎重に調べています。
ことし3月、大阪・堺市の建設会社社長足立聖光さん(40)が市内の実家で死亡した事件では、姉で会社役員の足立朱美容疑者(44)が練炭自殺を装って聖光さんを殺害したとして逮捕されています。
警察によりますと、この事件の2か月前のことし1月、同じ実家で意識を失い、入院していた67歳の父親が28日、死亡しました。
父親は、20年近く糖尿病を患っていて、警察によりますと、搬送された時には、極度の低血糖状態で、インシュリンを過剰に摂取した可能性があるということです。
また当時、父親が治療に使っていたインシュリンが不自然に減っていて、警察で死亡した経緯を慎重に調べています。
-- NHK NEWS WEB