働き方改革の一環として政府が呼びかけている、夕方に仕事を終える試み「ゆう活」が、民間企業であまり実施されていないことから、政府は労働時間の短縮にもつながるとして、積極的な導入を呼びかけていくことにしています。
夕方に仕事を終える試み「ゆう活」は、政府が働き方改革の一環として平成27年から民間企業にも実施を呼びかけて行っているもので、政府は、ことしも、来月1日から2か月間の予定で実施することを確認しました。
ただ、厚生労働省が調査したところ、去年の夏に「ゆう活」を実施した企業は、従業員1000人以上の大企業では7.7%、中小企業を含めた全体では2.4%にとどまるなど、民間企業ではあまり実施されていないことがわかりました。
西村官房副長官は、29日に総理大臣官邸で開かれた会議で、「夏の明るい夕方の時間を豊かに過ごしていく中で、みずからの働き方を見直してほしい。ぜひ、『ゆう活』を働き方改革を進める契機として活用してほしい」と述べました。
政府は、「ゆう活」の取り組みは労働時間の短縮にもつながるとして、民間企業などに対して積極的な導入を呼びかけ、ことし9月以降、各府省庁や企業での取り組み状況を検証することにしています。
-- NHK NEWS WEB