大手メーカーのパンや家庭用の小麦粉が1日以降、立て続けに値上げされます。この春以降、食品や日用品の値上がりが相次いでいて、家計への影響がさらに広がりそうです。
大手パンメーカー3社は1日の出荷分から、食パンと菓子パンを値上げします。
値上げ幅は、山崎製パンが2%から7%、フジパンが2%から4%、敷島製パンが2%から5%となっていて、いずれも主力製品の値上げは3年ぶりだということです。
また、家庭用の小麦粉についても、日清フーズ日本製粉昭和産業の大手3社が2日の出荷分から価格を1%から2%引き上げるとしています。
これは、主な産地のカナダで小麦の生育がよくなかったため国際的な取り引き価格が上がり、政府が輸入小麦を製粉会社などに売り渡す際の価格を引き上げたことが主な要因です。
原材料費や物流コストの上昇を背景に、この春以降、瓶ビールや納豆、チーズ、それにティッシュペーパーなど、食品や日用品の値上がりが相次いでいて家計への影響がさらに広がりそうです。
-- NHK NEWS WEB