アメリカで去年1年間に販売された新車の台数は、景気の回復が続いていることやガソリン価格が安い水準で推移したことを背景に、前の年より0.4%増えて1755万台となり、2年連続で過去最高を更新しました。
アメリカの自動車専門の調査会社オートデータによりますと、アメリカで去年1年間に販売された新車の台数は前の年よりも0.4%増えて1755万351台となり、2年連続で過去最高を更新しました。
これは、雇用情勢が改善し景気の回復が続いていることや、ガソリン価格が安い水準で推移しSUV=多目的スポーツ車やピックアップトラックといった比較的大型の車の売れ行きが好調だったためです。
このうち、日本メーカーは、販売台数3位のトヨタ自動車が前年より2%減少したものの、5位のホンダは3.2%、6位の日産自動車は5.4%それぞれ増加しました。一方、販売台数首位のGM=ゼネラル・モーターズは1.3%の減少、2位のフォードは0.1%の減少でした。
ことしの見通しについて、メーカーの多くは、堅調な販売が続くと予想している一方で、好調な販売は大幅な値引きに支えられている側面もあることから、需要は頭打ちになっているという見方が増えています。
-- NHK NEWS WEB