台風7号の接近に伴い、九州ではけが人が相次いでいます。NHKが警察や消防などに問い合わせたところ、少なくとも合わせて14人がけがをしています。
宮崎県の延岡市消防本部によりますと、3日正午すぎ、延岡市北浦町三川内で自営業の60代の男性が2メートルほどの脚立に乗って作業をしていたところ、強風にあおられて転落し、頭を打つけがをしました。男性は救急車で病院に運ばれましたが意識はあるということです。
長崎県内では合わせて10人が軽いけがをしました。このうち、長崎市では高齢者や観光客など8人が外出中に風にあおられて転倒し、軽いけがをしました。また、佐世保市では会社の出入り口のガラスが、強風で割れ、20代の女性1人が、腕に軽いけがをしたということです。新上五島町では住宅の窓ガラスが割れて、70代の男性が顔に軽いけがをしたということです。
大分県佐伯市によりますと、3日午前11時ごろ、佐伯市堅田で農作業をしていた30代の男性が風にあおられて転倒し、手や足に打撲を負って病院で手当てを受けたということです。
北九州市によりますと、3日午前11時前、小倉南区で70歳代の女性が外を歩いていたところ、風にあおられて頭を打ち、病院に運ばれました。市によりますと、女性は軽いけがをしたということです。
また、福岡県福智町によりますと3日午前9時ごろ、福智町の伊方地区に住んでいる91歳の女性が外に出ていたところ、台風の風にあおられて転び、腰を打つ軽いけがをしたということです。
-- NHK NEWS WEB