東京 渋谷区の住宅で不動産会社の社長らを襲って現金や高級腕時計など合わせて1億1000万円分を奪ったとして、男2人が強盗傷害などの疑いで警視庁に逮捕されました。調べに対し、「身に覚えがない」と容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、いずれも職業不詳で、千葉県浦安市の稲垣眞弘容疑者(41)と東京 江戸川区の鈴木拓也容疑者(23)です。
警視庁によりますと、ことし1月、東京 渋谷区の住宅に不動産会社の40歳の社長らが帰宅したところを襲って大けがをさせたうえ、金庫に保管されていた現金およそ4000万円や、5000万円相当の高級腕時計など、合わせて1億1000万円分を奪ったとして、強盗傷害などの疑いが持たれています。
社長は運転手とともに車に監禁されたあと15キロほど離れた東京 大田区の路上で解放されたということで、警視庁が捜査したところ、防犯カメラの映像などから2人が事件に関わった疑いがわかったということです。
警視庁は、ほかにも20代の男が事件に関わったとして逮捕する方針で、住宅に多額の現金があることを知っていた理由など詳しい経緯を調べています。
調べに対し、稲垣容疑者は「答えたくない」と供述し、鈴木容疑者は「身に覚えがない」と容疑を否認しているということです。
-- NHK NEWS WEB