NHKが各地の警察や消防を取材してまとめたところ、この大雨のため、7日の正午現在で、全国で13人が死亡し、少なくとも3人が心肺停止の状態になっているほか、45人の安否が不明となっています。
このうち、兵庫県猪名川町では、5日午前9時半ごろ、工事現場のため池で大雨で流されたごみを排水管から取り除こうとしていた作業員3人が流され、59歳の男性が死亡しました。
京都府亀岡市では、5日の夜、車で自宅を出たあと行方が分からなくなっていた52歳の女性が大阪府内の川で見つかり、死亡が確認されました。
広島県安芸高田市では、6日の朝、田草川の下流で近くに住む59歳の男性が流されているのが見つかり、死亡が確認されました。
広島県府中市木野山町では、6日午後9時半ごろ、崩れた土砂に住宅が押しつぶされ、この家に住む90代の女性が死亡しました。
広島県三原市久井町吉田では、6日午後11時ごろ、住宅に土砂が流れ込みこの家に住む60代の男性が死亡しました。
三原市木原では7日午前1時前、山すそにある住宅が流されたと近所の人から警察に通報があり、消防が救助活動を行った結果、90代と80代の女性を救助しましたが、いずれも死亡が確認されたということです。
広島県東広島市黒瀬町では、7日朝、増水した川に流されたとみられる男性が橋の上で倒れているのが見つかり、死亡が確認されました。
広島県福山市新市町宮内では、7日午前5時すぎ、「水路に人が倒れている」と通報があり、消防が男性1人を発見しましたが、死亡が確認されたということです。
滋賀県高島市安曇川町では、7日朝、77歳の男性が用水路に詰まった草木を取り除く作業をしていて流され、まもなく救助されましたがその後、死亡が確認されたということです。
岡山県笠岡市茂平では自動車部品メーカー、「ヒルタ工業」の24時間操業の工場に土砂が流れ込み、巻き込まれた40代の男性作業員が死亡したということです。
愛媛県大洲市では山の斜面が崩れて住宅に土砂が流れ込み、この家に住む95歳の女性が死亡しました。
-- NHK NEWS WEB