記録的な豪雨の影響で、西日本を中心に鉄道やトラックなど物流への影響が続いています。
このうちＪＲ貨物は、午後３時現在、西日本の拠点となる兵庫県姫路市の貨物駅と、九州や四国、それに山陽地方などを結ぶ便がいずれも上下線で運休していて、荷物の受け付けを取りやめています。これらの便の輸送量は会社全体の30％余りを占め、農産物のほか東京方面から九州への自動車部品、四国から東京方面への紙製品などの供給に影響が出ているということです。ＪＲ貨物は「運転再開には相当な時間がかかるため自動車などで代わりの輸送を検討している」としています。
また通行できない道路があることなどから、宅配便では、ヤマト運輸が京都、岡山、広島、島根、山口、愛媛の各府県の一部の地域、佐川急便が愛媛、広島、岡山の各県の一部の地域で、集配を見合わせているほか、東日本から九州方面に送る荷物の受け付けも停止しています。
このほか、日本郵便でも、岐阜県の広い範囲や、京都、大阪、兵庫、奈良、岡山、広島、山口、愛媛の各府県の一部の地域で配達に大幅な遅れが出ているということです。
-- NHK NEWS WEB
