海に投棄されたプラスチックごみによる環境汚染が問題となる中、アメリカの大手コーヒーチェーンのスターバックスは、2020年までに使い捨てのプラスチック製ストローを全面的に廃止すると発表しました。
アメリカのスターバックスは9日、日本を含め世界で展開する2万8000余りの店舗で、使い捨てのプラスチック製ストローを2020年までに全面的に廃止すると発表しました。
アイスコーヒーなど冷たい飲み物には、吸い口がついてストローを必要としない、再利用できるふたや、紙でできたストローなどを提供するということです。
これについて、スターバックスは「持続可能な形でコーヒーを世界的に提供するための大きな一歩だ」とコメントしています。
アメリカでは、海に投棄されたプラスチックごみによる環境汚染や生態系への影響が懸念されており、小さいためにリサイクルが進まないストローはとりわけ問題になっており、ワシントン州シアトル市とカリフォルニア州マリブ市が、飲食店によるプラスチック製ストローの提供をすでに禁止しています。
またアメリカのハンバーガーチェーン最大手のマクドナルドは、イギリスとアイルランドの全店舗で、来年の終わりまでにプラスチック製ストローの提供をやめるほか、アメリカなどでも年内に試験的に提供をやめる計画を発表しています。
-- NHK NEWS WEB