北海道東部の沖合でとれたサンマの初競りが札幌市の中央卸売市場で行われ、水揚げ量が少ないこととご祝儀相場から1匹7万円と過去最高の高値で取り引きされました。
サンマの初競りは、11日午前6時半から札幌市の中央卸売市場で始まり、70人余りの関係者が見守る中、合わせて200キロ余りのサンマが次々と競り落とされました。
今シーズンは3日前にサンマ漁のトップを切って北海道東部の沖合で流し網漁が始まりましたが、10日の初水揚げは700キロと去年のおよそ3分の1にとどまりました。
このため11日の競りではサイズの大きいもので1キロ当たり50万円、1匹7万円と過去最高の高値で取り引きされました。
競りを行った卸売会社の本田敬一さんは「サンマは年々小さくなって水揚げ量も少なくなっています。きょうはお祝儀相場ということもあり高値となったのはうれしいですが、高くなりすぎるとサンマの消費者離れがおきないか不安になります」と話していました。
1匹7万円のサンマは、札幌市内のすし店で提供されるほか、競り落とされたサンマについては札幌市などのデパートやスーパーで販売されるということです。
-- NHK NEWS WEB