アメリカのツイッター社は、利用者が、意図的にフォロワー数を水増しするのを防ぐために偽のアカウントによるフォロワーを数千万規模で削除すると発表し、利用者によってはその数が大幅に減る可能性があるということです。
ツイッターをはじめとするソーシャルメディアでは、投稿内容が人気を呼びフォロワー数が多い利用者は、社会に与える影響が大きい「インフルエンサー」と呼ばれ企業がマーケティングなどにも活用しています。
しかし、中には人気を誇示するために偽のアカウントを外部の事業者から購入して、意図的にフォロワー数を水増しする利用者がいると指摘されています。
ツイッター社は11日、利用者がフォロワー数を水増しするのを防ぎ、サービスの信頼性を高めるために偽のアカウントによるフォロワーを12日から世界的に削除すると発表しました。
削除の対象になるのは、ツイッター社が不審なアカウントだとして凍結措置をとったものや、文脈とは関係ないコメントを大量に投稿したアカウントなどで、数千万規模になるということです。
これによって、大勢のフォロワーを抱えている利用者の場合はその数が、大幅に減る可能性があると説明しています。
ツイッター社は「フォロワー数は目に見えるものなので、その数字が正確であることが大事だ」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB