豪雨の影響で運行できなくなっていた広島市と呉市を結ぶ路線バスは13日、臨時のダイヤで運行を再開し、始発から大勢の人が列を作りました。
広島市と呉市を結ぶ路線バスは豪雨の影響で今月6日の夜から運行できなくなっていましたが、国道31号線が通行できるようになったため、13日朝から臨時のダイヤで運行を再開しました。
JR呉駅前のバス乗り場では通勤や通学で広島市内に向かう人たちが、午前6時22分発の始発に乗るため出発の30分以上前から列を作っていました。
バスを運行する広島電鉄によりますと、13日は走行ルートや停留所を変更して、呉駅と広島市のバスセンターの区間をおおむね1時間ごとの臨時ダイヤで運行され、始発はほぼ満席で出発しました。
バスは道路の状況によって大幅に遅れるおそれがあるということで、14日以降の運行は改めて検討するとしています。
広島市の会社に通う54歳の男性は「これまでフェリーを使って会社に行っていて移動がとても不便だったので、バスの再開を待ち望んでいました」と話していました。
豪雨の影響で、広島市と呉市の間の公共交通機関はJR呉線が1か月以上にわたって運転を見合わせる見込みで、主な移動手段はこれまでフェリーだけとなっていました。
-- NHK NEWS WEB