今月11日にインドから成田空港に到着した貨物から毒針を持つ外来種の「アカカミアリ」が見つかり、成田空港会社は、緊急の調査を始めました。
環境省によりますと、今月11日、インドから成田空港に到着した貨物のこん包材の上にアリがいるのが見つかり、その後の調査で、外来種のアカカミアリと確認されたということです。
アカカミアリは、大きさが3ミリから8ミリほどで、毒針を持ち、刺されると激しい痛みを感じるほか、アレルギー症状を起こすおそれもあります。
貨物の中には、合わせて50匹ほどがいたということで、13日、成田空港会社の社員10人が、貨物の積み降ろしが行われた地区を中心とした25か所にワナを設置しました。
ワナは4日後に回収し、アカカミアリが捕獲された可能性がある場合には、環境省に調査を依頼する方針です。
成田空港会社総合安全推進部の安田篤史オペレーションセンター長は、「関係機関と連携して、侵入防止に取り組んでいきたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB