中国 四川省の工業団地で爆発があり、これまでに19人が死亡、12人がけがをし、警察などが原因を調べています。
中国国営の新華社通信などが13日朝、伝えたところによりますと、中国内陸部 四川省宜賓の工業団地にある、化学製品の製造や研究をしている会社の工場で、12日午後6時半ごろ(日本時間 午後7時半ごろ)爆発がありました。
火はおよそ5時間燃え続け、3階建ての建物3棟が燃えました。
爆発は勤務交代の時間帯に起きたため、当時工場には多くの作業員がいて、これまでに作業員19人が死亡、周辺の住民を含む12人がけがをしたということです。
インターネット上に投稿された爆発現場とされる映像や写真には、建物が赤い炎に包まれて燃えて激しい黒煙が上がり、消防車が放水活動にあたる様子がとらえられています。
中国メディアは消防の話として、燃えた物質はメタノールだと伝え、警察や消防がさらに詳しく原因を調べています。
中国ではこれまでも工場で爆発事故などが相次ぎ、死傷者も出ていて、製造現場での安全管理が課題になっています。
-- NHK NEWS WEB