カーシェアリングを展開する企業の中には会員数が100万人を超えるところが出てくるなど利用者が増える中、この分野に自動車メーカーも相次いで参入しています。
カーシェアリングは1台の車を複数の人で共有する仕組みで、料金が15分で200円台など手ごろな価格で使えることから都市部を中心に利用が広がっています。
このうち最大手の「タイムズ24」は会員数が1年前より20%増え、先月はじめに100万人に達したということです。
「オリックス自動車」も先月時点の会員数が1年前より15%多い20万人に拡大しています。背景には企業が車の台数や駐車場を増やしたことやスマートフォンの普及で予約をしやすくしたことがあるとみられています。
こうした状況を受けて、すでに参入したホンダに加え日産自動車も去年、カーシェアリング事業に乗り出したほか、トヨタ自動車も新会社を設立して今後、東京都内で事業を展開する方針を打ち出しています。
カーシェアリングは車の販売を減らすという指摘もありますが、利用者が増える中で自動車メーカーも新たな収益として活用する動きが進みそうです。
-- NHK NEWS WEB