記録的な豪雨の影響で断水が続く広島県三原市では、港に停泊した大型船が住民向けに無料で風呂を開放しています。
広島県三原市では、今回の豪雨のあと広い範囲で断水が続き、多くの住民が風呂に入れないまま片づけの作業などにあたっています。
防衛省では、民間の海運会社と被災地に風呂を備えたフェリーを派遣する契約を結んでいて、15日から三原市の港にフェリーを停泊させ、住民たちに風呂を無料で開放しています。
16日は午後3時の開始から1時間ほどでおよそ160人の住民が訪れました。男湯には縦2メートル、横5メートルほどの大きな湯船があり、住民たちが足を伸ばして入り、気持ちよさそうにくつろいでいました。
市内から訪れた69歳の女性は「断水になってから、初めてお風呂に入りました。夢みたいにうれしいです」と話していました。
このサービスは17日も行われ、午後3時から午後10時まで利用できるということです。
-- NHK NEWS WEB