西日本豪雨の被災地で断水が続いている地域もあるなかで、ツイッターなどで13日、「水道が復旧してすぐにトイレを流すとタンクなどが破裂する」という内容の投稿が拡散しました。
メーカーや業者に取材したところ、「タンクなどが破裂することは考えにくい」としながらも、災害後の状況によっては設備を傷つける可能性もあり、注意は必要だということです。
ツイッターに投稿された内容は、「水が出るようになって一番にトイレを流したことで、トイレのタンクや温水洗浄トイレが破裂した家が増えているみたい」といったもので、12日夜から13日夕方までに、2万回以上リツイートされました。
実際にそうしたことは起こり得るのか、トイレ設備メーカーの「リクシル」に取材したところ、「タンクが破裂したケースは聞いたことがない」としながらも、「家屋が水につかるなどして管に石や砂などの異物や、空気が混入していた場合、水道が復旧した際にそれが押し出されて、タンクなどを傷つける可能性はある」ということでした。
水道修理の「水道屋本舗」を運営する「アクアライン」も、「タンクの破裂は、めったにない」としたうえで、「家屋が水につかるなどして水道管の状態に不安がある方は、使用する前に専門業者に点検を受けるなどしてほしい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB