茨城県取手市の住宅の敷地から遺体の一部が見つかり、警察は千葉県内に住む男とその母親の2人を死体遺棄の疑いで逮捕しました。逮捕前の任意の聴取に対し、男は「妻の遺体を埋めた」などと話したということで、警察は遺体の身元や死亡したいきさつを調べています。
逮捕されたのは、千葉県柏市の銀行員、弥谷鷹仁容疑者(36)と、母親で遺体が見つかった取手市の住宅に住む、会社役員の惠美容疑者(63)の2人で、警察によりますと、ことし3月、取手市の住宅の敷地に遺体を埋めたとして死体遺棄の疑いが持たれています。
弥谷容疑者は同じ3月に「口論になって車から降りた妻が帰ってこない」と届け出ていて、警察が任意で事情を聴いていたところ、17日になって「妻の遺体を取手市の実家に埋めた」と話したということです。
18日の捜索で、実家の敷地から遺体の一部が見つかったことから、警察は遺棄するのを手伝ったと見られる母親とともに逮捕しました。
調べに対し、2人とも容疑を認めているということです。
警察は、見つかった遺体は弥谷容疑者の30歳の妻と見て確認を進め、死亡したいきさつについても調べています。
-- NHK NEWS WEB