猛暑の影響で関西電力は、冷房用の電力需要が増加し、需給が非常に厳しくなる見込みになったとして、18日夕方、東京電力などから電力の融通を受けました。関西電力では電力は確保できており、猛暑は命にも関わることから冷房を適切に利用してほしいとしています。
関西電力によりますと、18日、関西地方を中心に猛暑となっている影響で冷房用の電力需要が増え、ピークとなる午後4時からの1時間は、関西電力管内の供給力に対し、需要が占める割合、いわゆる「使用率」が98%まで上昇する見込みとなりました。
このため、関西電力は、電力の需給が非常に厳しくなったとして、東京電力や中部電力などから最大100万キロワットの電力の融通を受けました。
融通を受けたことで、使用率は95%となる見込みで、十分な供給力を確保しました。
電力会社が別の会社から融通を受けたのは、この夏、初めてです。
関西電力は「電力は確保できていて、猛暑日が続き、冷房を使わないと、命にも関わることから冷房を適切に利用してほしい」としています。
-- NHK NEWS WEB