記録的な豪雨の影響で、広島県三原市にある広島空港はいまも断水が続いていて、ほとんどの飲食店や土産物店が休業しています。
三原市は取水場が水没するなどしたため一部の地域でいまも断水が続いていて、市内にある広島空港では自衛隊から水の補給支援を受けてトイレなどが利用できるようにしています。
空港ビルの管理会社では、節水に協力してもらおうと施設内の飲食店や土産物店に営業の自粛を要請していて、ほとんどの店がいまも休業し土産物店が並ぶエリアはシャッターが降ろされ閑散とした状態が続いています。
沖縄に旅行に出かけるという広島市の50代の女性は「空港で朝ご飯を食べようと思って来ましたがどこの店も閉まっていて残念です。活気のある元の広島に早く戻ってほしいです」と話していました。
空港がある地域では20日にも断水が解消される見込みですが、三原市によりますと、水道管に被害が出ていれば給水がさらに遅れる可能性もあるということです。
広島空港ビルディング企画総務部の新本和司課長は「空港は広島の玄関口なので、早く通常の運営を再開したい。利用者には長い間、不便な思いをさせているので、1日も早く断水が解消してほしい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB