猛烈な暑さとなり熱中症の症状を訴える人が相次いだことで、東京消防庁の救急隊の出動件数が、18日、3000件を超え、1日の出動件数としてはこれまでで最も多くなりました。
東京消防庁によりますと、18日救急隊が出動した件数は3036件で1日の出動件数としては昭和11年に救急業務を開始して以来、最も多くなりました。
東京・大手町にある総合司令室では、19日も午前中から熱中症の症状を訴える通報が相次ぎ、各消防署では予備のために配置している救急車も急きょ出動させて対応にあたったということです。
東京消防庁が熱中症の疑いで搬送された人について調べたところ、65歳以上の高齢者は半数以上が自宅などの室内にいた人だったということです。
一方、19歳以下の若い世代は屋外で運動中に症状を訴えるケースが多いということです。東京消防庁などは日中の運動は控えるほか、室内ではためらわずに冷房を使うこと、それに水分や塩分をこまめに補給することが必要だとしています。
-- NHK NEWS WEB