日本を訪れる中国人観光客の増加につなげようと、「三菱UFJフィナンシャル・グループ」は中国のIT大手と連携して、日本の観光情報をSNSの利用者がやり取りできる新たなサービスを始めました。
新サービスの内容を発表する記者会見は、京都市中京区の二条城で開かれました。
発表によりますと「三菱UFJフィナンシャル・グループ」は中国のIT大手、「テンセント」が手がけるSNS「ウィーチャット」向けに、20日から新たなサービスを始めたということです。
サービスではスマートフォンのアプリで、日本の観光地で撮影した30秒以内の動画を投稿でき、SNSの利用者は動画をやり取りしたり、動画の位置情報をもとに観光地までのルートを検索したりできるということです。
「ウィーチャット」は10億人以上の利用者をもつ中国有数のSNSで、「三菱UFJ」としては、サービスによって日本を訪れる中国人観光客の増加につなげたうえで、利用状況などを分析して国内の観光関連企業などに有料で提供することも検討しているということです。
サービスを手がける「三菱UFJ」の子会社の上原高志CEOは「中国の人が日本を訪れる時に、最初に見るようなコミュニケーションの場にしていきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB