豪雨の影響で広島市と呉市の間で在来線の不通が続いていることを受けて、ＪＲ西日本は21日から代行バスの運行を始めました。
運行が始まったのは、呉駅と広島駅、広駅と広島駅をそれぞれ直行する路線や、呉駅と広島駅の間の一部で各駅にとまる路線など、合わせて４路線の代行バスです。
このうち広駅の前のバス停留所では21日午前７時ごろ、およそ10人の乗客が駅員にダイヤを尋ねるなどして広島駅に直行するバスに乗り込んでいました。
広島市内の勤め先に向かうという60代の会社員の女性は「路線バスも走っていますが、バスの便数が増えるととても助かります。ただ道路は渋滞していて通勤に時間がかかって大変です」と話していました。
ＪＲ西日本はこの週末、利用者の多い時間帯で１時間に２本から６本のバスを運行する計画にしているほか、バスの確保を進め、週明けからは本数を増やしたいとしています。
広島市と呉市の間ではＪＲ呉線が不通になっているほか、「広島呉道路」の一部で通行止めが続いているため道路の渋滞も目立っていて、呉市などは渋滞を抑えるためにも代行バスの積極的な利用を呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB
