海外では最大規模とも言われる、およそ3万5000人による盆踊り大会が21日、マレーシアで開かれ、現地で暮らす日本人とマレーシアの人たちがともに日本の夏の風物詩を楽しみました。
この盆踊り大会は、日本の伝統の盆踊りを通じて日本企業の駐在員など現地で暮らす日本人とマレーシアの人たちの交流を深めようと、40年余り前から地元の日本人会などの主催で毎年開かれています。
主催者によりますと、21日はおよそ3万5000人が集まり、海外では最大規模の盆踊り大会とも言われているということです。
首都クアラルンプール近郊の会場では、日本人学校に通う子どもたちとともに、髪を隠すヒジャブと浴衣に身を包んだイスラム教徒の女性などがやぐらの周りに集まり、東京音頭や花笠音頭の音色に合わせて踊り、日本の夏の風物詩を楽しみました。
盆踊りを初めて体験するマレーシアの人たちも多く、見よう見まねで踊りを楽しむ姿も見られました。
初めて参加したというマレーシア人の女性は「こんなにたくさんの人たちで歌ったり踊ったりして、とても色鮮やかな行事だと思いました。外国の文化を知ることは楽しいですね」と話していました。
-- NHK NEWS WEB