若い世代に地域の町内会に参加してもらうため、東京・品川区は、SNSを回覧板や掲示板などとして活用していくことになりました。
品川区には町会や自治会といった名称の町内会が200以上ありますが、その多くで役員などの高齢化が進み、若い世代の参加が大きな課題となっています。
このため、区は、スマートフォンなどで情報をやり取りできるSNSを回覧板や掲示板などとして町内会に活用してもらうことを決め、インターネット上で地域向けの掲示板を運営している企業と協定を結びました。
町内会が登録し、住民がパスワードの発行を受けると、町内会の発信する地域限定の情報を閲覧できるようになるということです。
区は今後、町内会活動の研究などで交流のある明治大学の支援を受けて、若い世代を引きつける活用法を検討していくことにしています。
品川区の濱野健区長は「この取り組みを通して、区役所と自治会、区民との間で情報が速やかに流れるように努め、若い世代の参加を促していきたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB