「スターバックス」が、プラスチック製の使い捨てストローの廃止を打ち出すなど、世界的にプラスチックごみを減らそうという動きが広がっています。日本でも大手メーカーが対応に乗り出しました。
このうち、大手製紙会社の「日本製紙」は、ポテトチップスやシリアルなどの袋に使われているプラスチックの代わりとなる紙を開発しました。
空気や湿気が通りにくくなるよう、特殊な加工を施していて、さまざまな食品のパッケージに活用できるため、受注が増えているということです。
さらに、来月には新たな部署を発足させ、プラスチックの代わりになる紙製品の開発を、重点的に進めていくことにしています。
長知明営業企画部長は「プラスチックの代替品を求める取引先のニーズに、積極的に応えたい」と話しています。
また、外資系の日用品メーカー「ユニリーバ」は、シャンプーのボトルに貼りつけるシールを、使用済みのペットボトルを原料とする再生プラスチックにことし2月から切り替えるなど、再生プラスチックの導入を進めています。
プラスチックごみによる環境汚染が問題となる中、「スターバックス」や「アメリカン航空」が、プラスチック製の使い捨てストローを全面的に廃止する方針を相次いで打ち出していて、日本でも、対応する動きがどこまで広がるか注目されます。
-- NHK NEWS WEB