富山県射水市で、暑さによるレールのゆがみが原因で脱線したと見られる路面電車の万葉線は、厳しい暑さが続く中、雪をとかすために水をまく装置を使ってレールを冷やす対策を行っています。
今月21日、富山県射水市にある路面電車、万葉線の中新湊駅で、2両編成の電車の先頭車両がホームを出発した直後に脱線し、運行会社は暑さでレールの鉄が膨張しゆがんだことが原因と見ています。
万葉線は23日の始発から運転を再開し、運行会社は、本来は雪をとかすために水をまく装置を使ってレールを冷やす対策を、装置のある中新湊駅と六渡寺駅で行っています。
このうち中新湊駅では、24日も厳しい暑さが続く中、線路脇に設けられた装置から水が勢いよく噴き出し、強い日ざしに照りつけられたレールをぬらしていました。
運行会社は当面、午前7時から午後7時までの間、毎日水をかけてレールを冷やし、再発防止に努めたいとしています。
-- NHK NEWS WEB