東京 品川区の五反田駅周辺をアメリカの「シリコンバレー」のような創業間もない企業の集積地に育てようと、地元の企業が25日新たな団体を設立しました。
設立されたのは「五反田バレー」という団体で、設立集会には会計ソフト大手の「フリー」やAIを使った営業支援ツールを提供している「マツリカ」など五反田を本拠地とする企業6社が参加しました。
この中で、代表理事を務める黒佐英司さんは「この団体が企業のコミュニケーションの拠点となることで、『スタートアップと言えば五反田』と言われるようなブランドにしていきたい」とあいさつし、五反田周辺をアメリカのシリコンバレーのように「スタートアップ」と呼ばれる創業間もない企業の集積地に育てたいという決意を示しました。
また、25日は地元の品川区と協定を結び、今後、共同でイベントを企画したり、企業誘致のための具体的な支援策を検討していくことになりました。
五反田駅周辺は渋谷や六本木などと比べて家賃が割安なほか、交通が便利なことから、「スタートアップ」企業が増えていて、少なくとも38社が拠点を置いているということです。
団体では今後、他の企業に参加を呼びかけるとともに大企業や金融機関とも連携して新たなビジネスの展開や資金調達などの支援を目指したいとしています。
-- NHK NEWS WEB