来月も厳しい暑さが続き、熱中症に十分注意する必要があるとして、政府は7月の「熱中症予防強化月間」を、ことしは来月末まで延長し、対策を強化することになりました。
環境省によりますと、7月は毎年、熱中症で病院に運ばれる人が急増するため、政府は「熱中症予防強化月間」と定め、地方自治体や企業と連携して、水分の補給など熱中症への注意を集中的に呼びかけています。
今月は各地で記録的な猛暑となり熱中症で死亡する人も相次ぎましたが、来月も厳しい暑さが続き、熱中症に十分注意する必要があるとして、政府は強化月間をことしは来月末まで延長することになりました。
環境省は各自治体に熱中症対策を徹底するよう近く改めて通知を出すほか、各地で開かれるイベントの主催者や高齢者施設の管理者などに対し、熱中症の危険を把握したうえで対策に取り組むよう呼びかけるなど、熱中症の予防策を強化することにしています。
中川環境大臣は記者会見で「今後、地球温暖化が進行すれば、こうした猛暑に見舞われるリスクが高まることは間違いない」としたうえで、熱中症など気候変動による被害を軽減するための対策の周知徹底や強化を図る考えを示しました。
-- NHK NEWS WEB