去年8月、岐阜県瑞浪市の中央自動車道で車4台が巻き込まれた土砂崩れで、警察は、近くの陶磁器原料メーカーが汚泥を不法投棄していたとして、会長など3人を廃棄物処理法違反の疑いで逮捕しました。会長は容疑を否認しているということです。
去年8月、岐阜県瑞浪市の中央自動車道で土砂崩れが起き、車4台が巻き込まれて6人が重軽傷を負ったほか、白い泥のような土砂が住宅地にまで流れ込みました。
白い土砂は近くの陶磁器原料メーカー「丸釜釜戸陶料」から出た産業廃棄物の汚泥だったことから、警察は本社や工場を捜索するなど調べを進めてきました。
その結果、汚泥およそ6トンを斜面に不法投棄したとして、メーカーの会長の水野辰英容疑者(66)など合わせて3人を廃棄物処理法違反の疑いで27日逮捕しました。
警察によりますと、水野容疑者は「わかりません」と容疑を否認しているということです。
警察は汚泥の不法投棄と土砂崩れの原因との関係についても引き続き捜査しています。
-- NHK NEWS WEB