台風12号の影響でこれまでに神奈川県や静岡県、それに三重県や大阪府など8つの都府県で少なくとも23人がけがをしました。
このうち神奈川県では小田原市で28日夜、海沿いの国道が高波で冠水して乗用車が立往生し、避難する際に20代の男女2人が軽いけがをしたほか、4人が歩行中に風にあおられて転倒するなどして、合わせて男女6人が軽いけがをしました。
千葉県では3人がけがをしました。千葉市では風にあおられて転んだとみられる80代の女性が足の骨を折る大けがをし、館山市では店舗の看板を片づけようとしていた40代の女性が風にあおられて転倒し、頭などを打つけがをしました。また、香取市ではビルの外階段を降りていた12歳の男の子が強風であおられて看板に頭をぶつけ、軽いけがをしました。
静岡県では熱海市でホテルにあるレストランの窓ガラスが割れ、子どもを含む5人が軽いけがをしたほか、河津町で横断歩道を渡っていた39歳の女性が強風にあおられて転倒し、右腕を骨折しました。
愛知県では、岡崎市福岡町でミニバイクを運転していた60代の男性が強風にあおられ、電柱に衝突して転倒し、軽いけがをしました。
三重県では、津市で56歳の男性が停電していた自宅で転び、右手の手首の骨を折るけがをしたほか、強風で倒れた物置を直そうとしていた52歳の女性と21歳の息子が飛んできたアルミの板で指や顔を切るけがをしました。
大阪府内では、東大阪市でリフォーム会社の男性が屋根から転落し、骨折の大けがをしたほか、大阪 北区で、女性が自宅のベランダで転倒し軽いけがをしました。
奈良県では、桜井市で川沿いの道路が陥没し、バイクで新聞配達をしていた62歳の男性が転落して軽いけがをしました。
東京都では伊豆諸島の三宅島で強風で車が横転し59歳の男性が軽いけがをしました。
-- NHK NEWS WEB