鹿児島県の三反園知事が今月、ブラジルを訪問した際、懇談会の場で訪問に同行していた旅行会社の女性添乗員を大声で怒鳴りつけたと一部で報道されました。これを受けて、三反園知事は記者会見し、女性に謝罪したと説明したうえで、「大きな声を出したことは思慮が足らなかった」と釈明しました。
鹿児島県の三反園知事は今月20日からブラジルを訪れ、22日の夜にサンパウロ市内で開かれた鹿児島県人会主催の懇談会で、同行した女性添乗員を名指しし、「誰が会を終わらせていいと言った」と怒鳴りつけたと、一部で報道されました。
これを受けて三反園知事は31日、記者会見し、大きな声で添乗員を呼び捨てにしたことを認めたうえで「席を外している間に会が終わろうとしていて驚き、大きな声を出してしまった。今、考えれば思慮の足りない点があった」などと釈明しました。
また三反園知事は「相手の受け止めは分からないが叱責のつもりはなかった」と述べたほか、「懇談会が終わったあと、宿泊先でこの女性に対し、『大きな声を出して申し訳なかった』と謝罪した」と説明しました。
女性が勤務する大手旅行会社「JTB」は「女性添乗員は、知事本人から『申し訳なかった』と直接、謝罪を受けた。その後、業務に戻っており、特に大きな問題とはとらえていない」と話しています。
-- NHK NEWS WEB