民進党や共産党など野党4党の幹部が、東京・新宿でそろって街頭演説し、次の衆議院選挙では小選挙区で候補者を一本化するなど、4党が結束して臨むことで、安倍政権を退陣に追い込んでいきたいと訴えました。
街頭演説は、安全保障関連法の廃止を訴えている市民団体「市民連合」が主催したもので、民進党、共産党、自由党、社民党の幹部がそろって参加しました。
このうち、民進党の安住代表代行は「共産党、自由党、社民党とは、率直に言ってまだまだ政策に違いがあるが、話し合い、一定の幅におさめることで、小選挙区で自民党の候補者に1対1で向かいあう構図を作り上げていく。1強の政治は国をダメにする。対抗する勢力をみんなで作り、もう一つの政治勢力があることを証明したい」と訴えました。
また、共産党の志位委員長は「去年の臨時国会で、TPP、年金、カジノの3つの大悪法を強行に次ぐ強行でごり押ししたことは許すことができない。来たるべき衆議院選挙では、この悪事を働いた自民・公明、維新の『悪政3兄弟』に退場してもらおうではないか。野党が本気で結束すれば、情勢を大激変させ、安倍政権を退陣に追い込むことができる」と訴えました。
-- NHK NEWS WEB