記録的な猛暑が続き、熱中症対策に梅干しが使われていることから、全国有数の梅の産地、和歌山県田辺市の梅干し工場では従業員が出荷作業に追われています。
記録的な猛暑を受けて、熱中症への対策で塩分を取るために、梅干しが使われていることから、全国有数の梅の産地である和歌山県田辺市の梅干し加工会社には先月から注文が相次いでいます。
このうち田辺市中芳養にあるJA紀南の梅干し工場には、例年の1.5倍から2倍程度の注文が相次いでいて、従業員が梅干しをパックに詰める作業に追われていました。
この工場では、急きょ、別の部署の従業員を梅干し工場にまわしたほか、作業時間を午後9時まで延ばしたり、休日も作業を行ったりして注文に対応しているということです。
JA紀南加工部の岡崎一誠さんは、「注文があまりに多くて、人を増やして対応しているが、自転車操業の状態です。皆さんに梅干しを食べて、暑い夏を乗り切ってほしい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB