神奈川県箱根町で観光開発を手がける小田急グループは、新型の観光船の導入や鉄道の駅舎の改修など、今後2年間に100億円規模の投資を行い外国人旅行者の誘致を強化すると発表しました。
発表によりますと、小田急グループは今年度から2020年度にかけて100億円規模を投資し、箱根町で運営している観光施設や交通機関の大規模な改修を行います。
主なものでは、芦ノ湖の観光にJR九州の豪華寝台列車、「ななつ星」を手がけた水戸岡鋭治さんがデザインした新型の海賊船を導入します。
また箱根を走るバスも、スーツケースなどの大きな荷物を置けるスペースが設置された車両を新たに50台導入します。
さらにケーブルカーとロープウエーが乗り入れる早雲山の駅舎の改修を行い、足湯が楽しめるテラス席も設けるということです。
会社では、一連の投資を通して急増している外国人旅行者の誘致をテコ入れし、箱根観光をさらに活性化させたいとしています。
記者会見で、小田急箱根ホールディングスの五十嵐秀社長は「外国人観光客の旅先として富士山は有名だが、そこに箱根も加え訪れてもらえるようにしていきたい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB