大手企業のことしの夏のボーナスは平均で95万3905円で、業績が好調な企業が多かったことから、去年の夏より7万円余り増えて過去最高を更新しました。
経団連は東京証券取引所の一部に上場する従業員500人以上の大手企業を対象に夏のボーナスの額を調査していて、回答のあった146社の結果を公表しました。
それによりますと、ことしの夏のボーナスは、従業員1人当たりの平均で95万3905円となり、去年より7万5733円増えてリーマンショック前の過去最高額を更新しました。
また、伸び率も8.62%でバブル期を越える高い伸びとなりました。
業種ごとにみますと、最も高かったのは業績が好調なうえ人手不足が深刻な「建設」で、161万7761円と去年より32%余り増えました。
次いで急増する外国人旅行者の消費が業績を押し上げた「商業」が去年より33%余り増えて109万2885円。
3番目が「自動車」で6.64%増え106万1566円でした。
経団連では、「冬のボーナスも高い水準が見込まれ、月額の賃金の引き上げと合わせて、ことしは、年収ベースでは3%の賃上げが実現できるとみている」としています。
-- NHK NEWS WEB