大手水産会社の「マルハニチロ」は、サバを使った缶詰の価格を来月からおよそ10%値上げすると発表しました。海外でサバの需要が増え原料の価格が上昇していることなどが理由です。
値上げされるのは、「マルハニチロ」が製造しているサバの水煮やみそ煮などの缶詰、合わせて33品目で、値上げ幅はそれぞれおよそ10%です。
このうち代表的な「月花さば水煮」という商品は、250円の希望小売価格を25円引き上げて275円とします。
値上げの理由について会社では、東南アジアやアフリカなどで国産の冷凍サバの需要が増えていることに加え、健康志向の高まりでサバの缶詰は調理の手間をかけずに手軽に魚が食べられるとして国内でも人気が集まり、原料のサバの価格が上昇しているためだとしています。
「マルハニチロ」がサバを使った缶詰を値上げするのは、平成26年9月以来、4年ぶりです。
-- NHK NEWS WEB