世界最大の交流サイトを運営するフェイスブックは、スマートフォンを長時間使うと心の健康を害するという指摘などを踏まえて、アプリの利用時間をグラフで表示したり、利用時間が設定の時間に達したら通知したりする機能を導入すると発表しました。
フェイスブックと、傘下のSNSで写真や動画を投稿できるインスタグラムは1日、アプリの利用時間を管理できる新しい機能を発表しました。
具体的には、アプリの利用時間をグラフで表示したり、利用時間が設定の時間に達したら通知したりするというもので、今後、22億人を超える各国の利用者向けに順次導入するということです。
フェイスブックは、SNSが精神衛生に及ぼす影響などを研究している外部の専門家らの協力を得て開発したと説明しています。
アメリカでは、スマートフォンやSNSを長時間使うと心の健康を害するという指摘などを踏まえて、アップルが、自分がどのアプリをどの程度使ったかや、1時間当たり何度スマホを使ったかなどのデータを表示して、使用時間を制限できる機能を新たな基本ソフトに搭載すると発表しています。
またグーグルも、スマホの使用時間などを表示できる機能を発表していて、最新のテクノロジーの健康への影響をめぐり、大手IT企業の責任に関心が集まっています。
-- NHK NEWS WEB