記録的な豪雨となっていた先月6日、岡山県総社市のアルミのリサイクル工場で起きた爆発で、工場を経営する会社が大雨などへの対応を記したマニュアルを事前に作成していたことが捜査関係者への取材でわかりました。警察は、今回の豪雨の際に、このマニュアルを基に爆発を防ぐ手だてを講じていたか関係者から話を聞いて詳しく調べることにしています。
先月6日の深夜、岡山県総社市の「朝日アルミ産業」の工場で爆発が起き、周辺の住民がけがをしたほか、住宅の屋根が壊れるなどの被害が出ました。
警察は、豪雨で川が氾濫して大量の水が流れ込み、高温のアルミと接触して水蒸気爆発が起きたと見て、業務上過失傷害の疑いで工場を捜索するなどして、爆発の原因などを調べています。
これまでの調べで、この工場を経営する会社が大雨や洪水などに備えて爆発を防ぐための措置をどのように行うか記したマニュアルを作成していたことが捜査関係者への取材で新たにわかりました。
これまでの取材で、従業員は、午後8時以降に、上司からの指示を受けてアルミを炉から出し始めたものの、工場内に水が入ってきたため作業を中断して避難したことがわかっています。
警察は、今回の豪雨の際にマニュアルを基に爆発を防ぐ手だてを講じていたか関係者から話を聞いて詳しく調べることにしています。
-- NHK NEWS WEB