AI=人工知能が進化する中、客の好みに合った商品や服の着こなしなどを自動的に薦めるサービスが次々と始まり、AIが私たちの暮らしにさらに身近になりそうです。
このうち、衣料品チェーンの「ユニクロ」が先月始めたのはスマートフォンの専用アプリを使ったサービスで、「出張」や「アウトドア」などのキーワードを入力すると、利用したい場面に応じたさまざまな着こなしの画像が表示されます。
この画像は、AIが客の性別や年齢、それに購入履歴などをもとに分析したもので、画像をタッチすればネット通販のページに変わり、すぐに商品を購入できる仕組みになっています。
ユニクロの松山真哉さんは「AIとネット通販を組み合わせることで、24時間いつでもお客様に最適な提案ができるようになった」と話していました。
一方、AIを使ったサービスはレンタル大手「TSUTAYA」でも検討が進められています。
専用のホームページに客が自分のSNSのアカウントを登録するとAIがその人の投稿の内容を分析し興味や性格に合うような映画などを紹介するということで、今月中のサービス開始を目指しています。
「あなたに合う商品をお薦めします」というこうしたサービスでAIが私たちの暮らしにさらに身近になりそうです。
-- NHK NEWS WEB